法定福利と法定外福利について

福利厚生と一口に言っても、その種類は多種多様に存在している。
雇用保険や労災保険、医療過誤保険のように保険の形で提示されるものもあれば、医療サービスやレジャー施設の優先利用権のようにサービスの形で提供されるものもある。
家賃補助や交通費支給なら、金銭の受け渡しがなされるのが通常だ。
非常に幅が広くて数も多いが、実はこれらはすべて法定福利であるか、法定外福利であるかの二種類に大別される。

法定福利というのは、法律で定められた福利厚生のことだ。
厚生年金や労災保険が、その代表例と言えるだろう。
他にも児童手当などがあるが、これらも法定福利に属する。

そして法定福利以外のすべての福利厚生を、法定外福利と呼んでいる。
もちろん、数としては法定外福利の方が圧倒的に多いのが現実だ。
近年は右肩上がりで企業が負担する厚生費が伸びているので、続々と新しい法定外福利が登場してきている。

しかも大手は、法定外福利の整備を外部の業者に依頼し始めてさえいる。
自社のみで手厚い制度を作ることができない場合、外部の業者を利用する意義がある。
数千社分の法定外福利を作り上げている大手まで登場し始めていて、厚生制度の形も徐々に変化しつつある。

ただ、昔に比べれば圧倒的に働きやすい世の中にはなってきているというのが、世間一般の共通認識だろう。
人手不足に喘ぐ業界が増えてきていることで、どこもしっかりとした待遇を用意し、他社に取られる前に優秀な社員を迎え入れようと努力している。